先日、こんな記事を読みました。
要約すると、仕事がデキる人が取るアプローチは育児には通用しなくて、仕事がデキる人ほど育児にも法則性を求めてドツボにハマってしまうという話。
仕事に必要な能力の大半は、「物事をコントロールする力」が占めています。スケジュール、予算、人間関係、タスク、感情、欲求、自分……いろんなものをモレなく適切にコントロールして目標に近づけていく。しかし、その発想が育児ではかなりの確率で裏目に出ます。まったく役に立たないどころか、邪魔になる場合の方が多いというのが私の実感です。
そうなんです。うまくいかないのが育児。子ども、特に0歳児なんて全く期待通りに動いてくれないですよね。計画立てるのが馬鹿らしくなるくらい。自分も長男が生まれてすぐは同じような壁にぶち当たりました。。
そして、それは仕事も一緒だと思うんですよね。まあ理屈では説明できない理不尽なことが次から次へと起きますね。もちろん業界業種やポジションによるでしょうが、僕がやっているWEB制作なんてまあ色々あります。クライアントに振り回されたり、外注先が期待通りに動いてくれなかったり。まあもちろん全部先方に原因があるというより、自分たちに原因があることも多いんですが。。
ただ、とにかく自分たちがしっかりゴールに向けてタスクを細かく設定していたとしても、(自分たちにとっては)理不尽的なものによってすぐに壊れます。
むしろ大事なのはこういった場面での対応力であり精神力です。失敗する前提で、その時に上手く対処していけるように切り替えた方が良いと考えてます。
正論が常に正解ではない
理不尽なことに悩まされる大きな要素って対人関係にあると思います。もちろん子どもも含みます。自分や機械は上手くコントロール出来ますが、他人はコントロール出来ませんからね。人間は感情で生きる動物です。頭で理解できても心が拒否すれば人は付いてきてくれません。それはよほどの新生児は除いて親子関係も一緒。
大げさにいうと人心掌握だったりするのでしょうが、遠回りしてでも相手の心に入り込むことが重要です。
野球のバッティングの精神
精神面でいうと、僕はこう思うようにしています。
仕事も育児も野球のバッティングとと同じ
野球のバッターは3割打てれば強打者です。しかし、そんな強打者でも7割は失敗するのです。1つ1つの上手くいかないことにイライラしてたら体が持ちません。もちろん野球のバッターだって毎回ヒットを打つつもりでバッターボックスに入ってるでしょうし、チャンスで凡退したりすると悔しさもあるでしょう。でも、いちいち毎回毎回イライラしたりクヨクヨしたりはしないでしょう。それくらい失敗するものだという基準があるからです。
僕が尊敬する松井秀喜の『不動心』という本に以下のような記述があります。
もし、失敗に絶望している人がいれば、こう思えませんか。
『成功率3割を目指している松井よりはマシか。』
僕は、失敗と付き合いながらも、前を向いて進んでいきます。
失敗に絶望するより、失敗とどう付き合うかを考え、対処していきたいですね。
トータルで勝つ
1つ1つが上手くいかなくても、トータルで勝てばいいと思ってます。(少なくとも心構えとしては)
育児で勝つ=元気に育つ
くらいな感じで構えているほうが楽ですよね。野球だってヒットを打てなくてもチームが勝てばいいんです。
育児でも仕事でも理屈が通らない理不尽さは存在します。大事なのはそこでの対応力と心構え。遠回りしてでも相手の心に飛び込み向き合うこと。心構えでは、野球のバッティング理論で、成功3割、7割の失敗とどう上手く付き合っていくか。ということが重要ですよね。
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