I read the news today, oh boy…
登校の列に車、小1男児が死亡 横浜、児童8人けが
28日午前8時5分ごろ、横浜市港南区大久保1丁目の市道で、軽トラックが軽乗用車に追突、軽トラックが横転し、登校中の小学生の列に突っ込んだ。神奈川県警などによると、市立桜岡小学校1年の田代優(まさる)さん(6)=同区大久保1丁目=が車の下敷きになるなどして死亡した。児童8人と軽トラックを運転していた男性(87)、軽乗用車に乗っていた2人の計11人がけがをした。
こういった登校中の子どもの列に車が突っ込むニュースをたまに見かけますが、本当に胸が痛くなりますね。。
今回は、このニュースを見て思ったことを書いていきたいと思います。
「以前から危ないと思っていた」
現場は幅6メートルほどの一方通行で、歩道が白線で区切られているものの、縁石やガードレールはなかった。朝は15分に1本ほど路線バスが走り、トラックや乗用車が多く通る。
「この道路は交通量が多く、自転車やバイク、バスも通る中で子どもたちが歩くので、危ないと思っていた」。現場近くに勤める宇佐美倫子さん(73)は話す。次男が同小学校の1年生という30代の女性によると、校区内の通学路は道幅の狭い所が多く、保護者らが市などに改善を要望したこともあったという。
以前から危ないと思われていたんです。
これは辛いですよね・・。うちの長男も来年春から小学校へ通うことになりますが、本当に他人事ではありません。
みなさん小学校入学時は同じだと思いますが、それまではだいたい送り迎えしたり、大人と一緒に行動しているので、子ども一人で出歩くということがないと思います。あと半年で一人で道路を歩くと思うとただでさえ恐怖ですが、こういうニュースを見ると余計に恐ろしくなります。
とはいえ、当然ずっと親がそばにいるわけにもいかないので、少しでも危険は回避してほしいと切に思うわけですが、そんな時に必要になるのが危機察知能力ですね。
※今回の事故に関して危機察知能力があれば避けられた、というニュアンスではございません。
危機察知能力が必要
危機察知能力とは、本能的や経験から「危ないな」と思う力だと思っています。
例えば、駅のホームの端っこを歩いていたら危ないので真ん中のほうを歩く、とか。信号待ちをしている時でも少し下がって待つ、青信号の横断歩道を渡る時でもしっかり車が来ないか確認する、とかは子どもが通学するようになったら気をつけさせたい例だと思います。歩道がない道はなるべく歩かない、とかもそうですね。
その他でも、ハサミを振り回さないとか、高いところに登ってふざけないとか、少し周りを見回しても色々な危険がありますね。
危機察知能力を身に付けるには
矛盾するようですが、危ないことを避けすぎないことですね。まずはそれが「危ない」という認識を持たせる必要があると思います。
よく「危ないからダメ!」といって過保護になりがちだったりしますが、本当に危ない時は防げるように見守りつつ、色々経験させるということが大事ですね。
僕の大好きな小説、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の中にこんな一説があります。
「懲りるのは良いことだ。人は懲りると用心深くなる。用心深くなると怪我をしなくなる。良い樵(きこり)というのは体にひとつだけ傷を持っているもんさ。それ以上でもなく、それ以下でもない。ひとつだけさ。俺の言ってることはあんたわかるよな?」
出典「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)」 59ページ 「世界の終わり」の『門番』のセリフ
まさにこれと同じことで、危ないことを身をもって体験することで、危機察知能力が鍛えられるということですね。
自分で考えて判断する癖をつける
さらに重要なのが、そういった経験したことから予測を広げることでしょう。
「あれが危ないとしたら、これも危ないのではないか」
こういう思考を広げるには、やっぱり自分で物事をしっかり考えて判断する癖を普段から付けるしかないと思います。
まあ全て初回の体験したことないものは危ない目にあってOKっていつまでもできませんからね。
まとめ
今回の事件に関しては、以前から危険は指摘されていたものの、子どもたちがその場でどうこうできたわけではなかったと思います。(危機察知能力どうこうではない)
ですが、日常生活に潜んでいる大小の危険たちは、危機察知能力でそのリスクをなるべく減らすことが出来ると思いますし、そうすべきだと思います。危機察知能力を身に付けさせるために、親ができることはたくさんあります。
まずは子どもにしっかり目を向け、自立させながら支えていくことが大事ですね。