「寝る子は育つ」というように、子どもの成長にとって睡眠はとても重要です。
子どもがしっかりと成長できるように睡眠環境を整えるのは親の役割ですよね。そして、その睡眠環境で大きな要素を占めるのが、寝室の照明です。「子どもの寝室は真っ暗がいいのか?常夜灯(豆電球)をつけたほうがいいのか?」という疑問は僕自身も以前持っていたのですが、結論、真っ暗が良いです。
今回は、子どもの成長を最大化させるための寝室の照明について書いていきたいと思います。
目次
我が家の睡眠環境
うちは4人家族(夫婦+6歳男+2歳男)で、僕だけ別の寝室で寝て、妻と子ども二人は和室で川の字で寝ています。僕自身は昔から真っ暗じゃないと寝れない性格なのですが、妻は逆に真っ暗だと落ち着かないようで常夜灯(豆電球)をつけたいタイプです。
その流れで子ども達が寝るときも常夜灯がついていたのですが、どうなんだろうと思って色々と調べてみました。
以前はこんな感じの豆電球をつけて寝ていました。
色々と調べる中で、この常夜灯をつけた状態で子どもを寝かせるのは、子どもの成長にとって悪影響を与える可能性があることがわかったのです。
寝室の照明は真っ暗が良い理由
子どもの睡眠メカニズムについて
子どもの成長によい睡眠を考えるには、まずはそのメカニズムについて知ることが大事ということで色々と調べました。
ここで重要になるのは「成長ホルモン」と「メラトニン」という2つのホルモンです。
成長ホルモン
子どもの成長に睡眠が大事というのはよく聞きますが、これは寝ている間に成長ホルモンという脳や骨や筋肉の成長を促す新陳代謝のホルモンが分泌されるからです。成長ホルモンは寝ている間のノンレム睡眠時によく分泌されます。
子どもをより効率的に成長させたいのであれば、このホルモンの分泌を最大化させることを目指せばよいわけですね。つまり、子どもにぐっすりと質の良い睡眠をとらせる必要があるのですが、そのために大事になるのが「メラトニン」というホルモンです。
メラトニン
メラトニンは別名「睡眠ホルモン」と呼ばれ、人は脳からメラトニンが分泌されることで眠くなります。このメラトニンは暗くなればなるほど、 血液中への分泌量が高まる特徴があり、逆にいうと、強い光を浴びるとメラトニンの分泌が抑制されてしまうわけです。
大人でも「寝る前にスマホのブルーライトを見ると良くない」といいますが、同じ理由ですね。
子どもにとって夜は除々に照明の明るさを落とし、寝る直前はオレンジの柔らかい光にして、寝ている間は真っ暗が理想的と言われています。
なお、このメラトニンは1歳から5歳ころに一生のうちで一番多く分泌されるようで、この時期の幼児にとって睡眠がいかに重要かが表れていますね。
寝室の照明は真っ暗がよい
睡眠によって子どもの成長を最大化させる流れを超簡単にまとめると、
- メラトニンを多く分泌させる
- 寝付きが良くなる
- 睡眠の質が上がる
- 寝ている間の成長ホルモンが多く分泌される
ということですね。(簡単すぎる?)
つまり、この最初のメラトニンを多く分泌させることが重要であり、そのために照明は真っ暗がよいというわけです。
赤ちゃんが夜に自然と眠くなるようにするには、お日さまに合わせて生活リズムを作り上げることが大事。しっかり朝に光を浴びて、お昼寝は午後早めの時間に終える。そして、夜の寝かしつけの30分前には落ち着いたオレンジ色系の照明にして、寝るときには真っ暗にすると良いという。
(夜泣き専門保育士の清水悦子氏)
真っ暗を恐がるなら間接照明を使う
子どもは真っ暗を恐がる
子どもの成長を最優先にするなら寝る時は真っ暗が良いのですが、うちの子どもたちは真っ暗にするととても恐がります・・・。これは本能的なところかもしれませんが、恐がっていたらそもそも寝付けませんし、質の良い睡眠どころではないですね・・・。
また、親としても夜泣きや何かトラブル(災害系)があった場合のとっさの対応に不便です。
直接光が目に入らない照明を
そこでメラトニンの分泌を抑制しないための照明を選ぶことにしました。うちもベッドサイドランプを使っています。これで子どもも恐がることが無くなりましたのでオススメです。
このあたりのキャンドルライトも良さそうですね。
まとめ
子どもの成長には睡眠が本当に大事です。(大人もですが)
人間は眠くなると寝るので、結構意識しないのですがやっぱり睡眠の質ってとても重要だと思います。同じ時間寝たら、その効果を最大化できるような環境づくりをすることは大事なことですね。
寝室の照明は真っ暗が理想ですが、子どもが恐がるようであれば間接照明もうまく使いながら成長を最大化させるようにしていきたいですね。
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