息子の7歳の誕生日プレゼントは、迷うことなくサッカー盤に決まりました。
誕生日の少し前、何が欲しいかを聞くと息子が自分でサッカー盤が欲しいと言って譲りませんでした。サッカー盤と聞いて僕は、大きくて場所をとるし、今時なんてアナログなものをって思って反対してたんですが、どうしても欲しいということで、決まりました。
しかし買ってみて、実際に遊んでみると、これがなかなか面白い!すっかり現実のサッカー小僧になっていた息子ですが、家の中でもサッカー盤で遊ぶようになりました。
この記事では、かつての僕みたいに今時アナログなサッカー盤なんてって思って躊躇ってる方、サッカー盤の種類が多くてどれを選んだらいいのか分からないという方へ、サッカー盤の魅力を書いていきたいと思います。
エポック社のサッカー盤とは?
サッカー盤といえばエポック社です。
エポック社は数々の名作を生んできたオモチャメーカーですが、1958年に初代野球盤、1965年に初代サッカー盤(「サッカーゲーム」という商品名)を発売しています。
本物のサッカーは11人対11人ですが、サッカー盤は当初から6人対6人(それぞれゴールキーパーが1人、ディフェンス2人、オフェンス3人)ですね(一部のモデルを除く)。野球盤はウィキペディアのページなどもあり、またテレビやマンガ(こち亀で取り上げられてるの見たことあります)でも登場したりと、知名度はかなり高いイメージですが、一方のサッカー盤は何かそれほどでもなさそうですよね。
ですが、海外では、テーブルフットボールというゲームが昔から楽しまれていました。
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↑こういったビリヤード台より二回りくらい小さいものを映画などで見たことあると思いますが、これですね。テーブルフットボールは家庭用オモチャというよりは飲み屋(パブ)などで大人が遊ぶものというイメージですが、人形を操ってサッカーをするという点はサッカー盤と共通ですね。テーブルフットボールを家庭用に進化させたのがサッカー盤という感じですね。(実際エポック社がテーブルフットボールを意識していた感じは無いと思いますが・・)
エポック社のサッカー盤は、1965年に初代を発売して以来、いくつかのバージョンアップを繰り返して進化してきました(実物は見れていませんので、Google画像検索などをして見た感想です)。Jリーグが発足したら、リーグとライセンス契約をしたものを出したり、キャプテン翼バージョンのものが出たり。そして今は日本代表とオフィシャルライセンスを結んでサッカー盤を数種類発売しています。
サッカー盤の種類と違い
現在のエポック社のWEBサイトを見てみると、サッカー日本代表チームオフィシャルライセンスプロダクトということで数種類のサッカー盤が発売されています。
【追記】
2019年5月に
そのラインナップですが過去のモデルも含めてこちらです、
スーパーサッカーメガスタジアム サッカー日本代表チームモデル
スーパーサッカースタジアム サッカー日本代表チームモデル クロスファイアストライカー
スーパーサッカースタジアムジュニア サッカー日本代表チームモデル
2019年の新作として、
サッカー盤 ロックオンストライカーDX オーバーヘッドスペシャル サッカー日本代表ver.
となっています。とりあえず名前だけ見ても、全然違いが分からないですよね・・・。
僕も「サッカー盤を買おう!」と思ってから、どれを選べばいいのか分からなくて色々と調べました。そこで、以下はそれぞれのサッカー盤について、特徴をご紹介します。
スーパーサッカーメガスタジアム サッカー日本代表チームモデル
この「メガスタジアム」がシリーズの中で最大のサイズ(720×140×440(mm))です。その分、値段も一番高いですね。
(注:既に廃盤となっています)
家が広くて置き場所に困らなければ問題ないと思いますが、狭い部屋だとちょっと存在感が気になっちゃいそうです。ただ、レビューを見てると、その大きさは迫力満点で「場所をとってもいいから思いっきりサッカー盤をやりたい!」という人はこの「メガスタジアム」を選ぶとよいと思います。
サイズも値段も、最上級モデルですね。
その他の特徴は、シリーズ唯一の7人対7人です。これもサイズが大きいからこそですね。プレイヤーが多いので、グリップが5本(GK除く)ありますので、2人協力プレーも可能となっています。あと上からよく見るとわかりますが、コートのハーフラインの前後を超えて移動できないようになっているんですよね。これは昔のタイプで、他の最近のモデルはどれもサイドのプレイヤーは最終ラインから前線まで駆け上がることができます。このハーフラインを超えられないタイプは使ったことが無いので実際のところはわかりませんが、予想すると結構パスをポンポン出すようになるんじゃないかと思います。
サイズ: 720×140×440(mm)
プレイヤー: 7人対7人
グリップ: 5本+GK
ワールドクラススタジアム サッカー日本代表チームモデル
こちらが定価の金額的、サイズ的に2番手となるモデルです。サイズは625×140×410(mm)です。プレイヤーは6人対6人です。
シリーズ唯一で電池が必要となるモデルです。何で使うかというと・・・、「GOOOOOOOL!」というボイスをスコアボードから出すことができます(笑。
その他は、コート上にいくつか仕掛けがあり、高く飛ぶクロスやロングシュートが打てるようになっています。
実際はなかなか上手くはいきませんが、かなり多機能ですよね。その他、ダブルジョイントや、キーパーもジャンプできたりと色々盛りだくさんです。
メガスタジアムほどではないけど、まあまあ機能が色々あるサッカー盤が欲しいというニーズにはピッタリでしょうか。
サイズ: 625×140×410(mm)
プレイヤー: 6人対6人
グリップ: 4本+GK
スーパーサッカースタジアム サッカー日本代表チームモデル クロスファイアストライカー
上のワールドクラススタジアムから少しだけコンパクトで、機能が落ちたモデルがこちら。サイズは、570×150×340(mm)です。
グリップが3本(GK除く)ですので、プレーしやすいのが特徴ですね。「とりあえずサッカー盤が欲しい!」という方はこちらを選ぶのが良いかと思います。コンパクトでバランスの良いモデルですね。
サイズ: 570×150×340(mm)
プレイヤー: 6人対6人
グリップ: 3本+GK
サッカー盤 ロックオンストライカー
こちらが、基本モデルと呼べるものでしょうか。サイズは上のクロスファイアストライカーと同一で、グリップも3本と同じです。
最大の特徴が、コートのところどころに空いた穴で、ボールがそこで止まるようになっています。ロックオンポイントという名前ですが、そこからシュートを打てるようになっているんですね。これはなかなか楽しそうです。
そのシュートポイント以外にも穴が空いていて、ボールが止まってパスやドリブルのボールコントロールがやりやすそうな印象があります。
これまで上で紹介したファイアシュートなどFWが空中に浮くようなシュートを打てる機能などはなくなりましたが、その辺りの機能は不要でシンプルなサッカー盤が欲しい方はこのロックオンストライカーが最適ですね。
サイズ: 570×150×340(mm)
プレイヤー: 6人対6人
グリップ: 3本+GK
サッカー盤 ロックオンストライカーDX オーバーヘッドスペシャル サッカー日本代表ver.
先程のロックオンストライカーのデラックス版で2019年の最新モデルですね。
以前のロックオンストライカーとこのロックオンストライカーDXの違いは、グリップが4本+GKに増えていてサイズも上がっています。特徴としてはFWの選手がオーバーヘッドでシュートを打てるようになっています。これは決まると気持ちよさそうですね(笑)。
その他はヘディングシュートを打てたりします。コーナーキックからもかなり精度の高いクロスを上げられるようで、そこからのヘッドで得点なんかが狙えそうです。もちろんロックポイントからロングシュートを狙うことも可能です。
現状ではこちらが最新の機能が詰まったモデルで、これを買っておけば良さそうですね。
サイズ: 630×125×400(mm)
プレイヤー: 6人対6人
グリップ: 4本+GK
スーパーサッカースタジアムジュニア サッカー日本代表チームモデル
こちらは番外編です。
これまでのモデルとは全く別物の簡易的なタイプです。価格も安いので、なんとなくサッカー盤をちょっとだけ試してみたい人向けですね。
サッカー盤 ロックオンストライカーJr.
2019年、上記のジュニアモデルが進化してロックオンポイントが付きました(笑)。
この辺りの派生モデルもちゃんと機能アップを追求するあたりエポック社はさすがですよね。
我が家のサッカー盤(ワールドクラススタジアム)
さて、色々とエポック社のサッカー盤のラインナップを見てきましたが、僕が買ったのは、ワールドクラススタジアム サッカー日本代表チームモデルです。
これは僕の機能至上主義な部分が表れてまして、「どうせ買うなら良いやつを!」という心理が働きました。やっぱりロングシュートとか打ちたいじゃないですか・・。また、「GOOOOOOOL!」というボイスが鳴るのもとても惹かれました。
このワールドクラススタジアム、サイズもなかなか大きいのですが、
届いたダンボールがこんな大きさ・・・・。
分かりにくいので、比較のためにティッシュ箱を置いてみました。
こんな大きなダンボールで届きました。。
しかし、ダンボールを開けてみると・・・、実際はかなり隙間が空いてました(苦笑。
それにしても、やはり大きくて大迫力です。さっそく長男7歳も大興奮です。
↑裏面です。
ちゃんとあります。「GOOOOOOALL!!!ゴールボイス機能搭載!」
さっそく開けてみます。
こんな感じで中身が入っています。
いやー、実際に中身を見てもやっぱり大きい!プレイヤーは一人ひとりバラバラで入っています。ちゃんとポジションごとに別々の形をしています。
背番号シールです。
プレイヤー達には背番号を自分で付けます。もちろん我が家では、各ポジションごとに川崎フロンターレの選手に見立てて背番号を貼っていきました。
スタンドなどに貼るシールも付いています。
ピッチはこんな感じです。コーナーキックやロングシュートを打つための穴が目立ちますね。背番号を付けたプレイヤーを設置しました。
一気にそれっぽくなりました!
説明書も付いています。結構細かく説明が載っていました。
そして、↑がゴールボイスを鳴らしてくれるスコアボードです。得点はダイヤル式で回して数字を調整します。
電池は別売りなので要注意です。
それでは、さっそく遊んでみましょう。
間近で見るとなかなか良いですね。
結構操作が難しいです。思ったように蹴るのは大変・・・。ロングシュートは練習がかなり必要です。
実際に試合をやると、ゴールキーパーをちゃんと動かすのがとても重要でした・・。
まとめ
サッカー盤、買ってからもう2ヶ月以上経ちますが、未だに長男から「サッカー盤やろう!」と誘われます。4歳差の次男では全然試合にならないのでつまらなく、また妻はもう試合やっても長男が勝ってしまうようで、僕がちょうどいい対戦相手のようです。
テレビゲームやスマホアプリが全盛の時代に、なんとアナログな遊びでしょうか。レゴなんかもそうですが、こうやって手で直接モノを動かして遊ぶゲームは理屈ではない良さがありますね。
僕が買ったワールドクラススタジアムはまだまだ遊んでいけそうです。今3歳の次男ももう少し大きくなったら兄弟でも仲良く遊んでくれそうです(喧嘩も激しそうですが・・)。
未だにロングシュートは全然決まらないので、そのうちロックオンストライカーも遊んでみたいなと思ってます。
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