コロナ禍でテレワークが基本になり、一日の中でのパソコン操作が多くなってマウスを持っている手首から肘のほうにかけて結構痛くなってきました。
これは、たまに見かける「腱鞘炎」というやつか・・・?
と思って色々と調べてみましたら、「マウス腱鞘炎」というものもあるらしく、どうやらこれになったようです。
そこでこのマウス腱鞘炎の痛みが和らぐエルゴノミクスマウスやアームレストについて実際に買って試してみましたのでご紹介していきます。自分のように腱鞘炎が辛い人の参考になれば幸いです。
目次
マウス腱鞘炎とは
マウス腱鞘炎とは、文字通りですがパソコンのマウスを手首に負担がかかる形で長時間使うことで手首に痛みが出ることですね。
普通の一般的なマウスは肘から手首にかけて思った以上にひねった形で持っているので結構負担がかかっているようです。そして全体的に姿勢が悪かったり、仕事での緊張やプレッシャーなどから余計な力がかかったりするとこの負担は大きくなり腱鞘炎につながるのだと思います(自分の体験として・・)。
エルゴノミクスマウスとは
先程、一般的なマウスは手首がひねっていると書きましたが、このひねりをなくす形で持つのがエルゴノミクスマウスです。
エルゴノミクス(ergonomics)とは人間工学のことで、自然な形で持つことができるように設計されているのです。エルゴノミクスマウスはいわゆる「縦型マウス」のことで、あとで紹介しますが手をテーブルに対して45度くらいの形で持ちます。これによって手首への負担を軽くするというわけですね。
それでは、ここから僕が試したエルゴノミクスマウスをご紹介します。
ロジクール ワイヤレスマウス 無線 マウス MXV1s MX Vertical
おそらく、エルゴノミクスマウスの中でもかなり有名なものだと思います。Logicoolで評判も良いものなのでまずはこれを選びました。
実物を見ると、普段使うマウスと全然雰囲気が違うので、なかなか異様な感じがします(笑)。
割と高価なだけあって細かいパーツなどはしっかり作られている感じはあります。
握ってみるとこんな感じになります。
確かに、↑の写真で見て分かる通り、手首をひねらないので、これだけでかなり楽だな~という感じの第一印象でした。
裏側はこんな感じです。ちなみに、このロジクールのエルゴノミクスマウスMX Verticalは、充電式というのもポイントですね。
このように先端部分にUSB Type-Cで充電できるようになってます。
接続はUSBに加え、Bluetoothにも対応しています。
MXV1s MX Verticalの問題点
このロジクールのMXV1s MX Vertical、難点を挙げるとすれば上のほうにかけて細くなっている形状から、握って持ち上げにくいということです。
僕は普通のマウスのときから結構持ち上げてカーソルを移動させる(←これ表現が難しい)スタイルなので、これを前提とした場合、この形状は難易度が高いことが分かりました。
普通に握る分には良いのですが、マウス操作のスタイルとしてちょっと相性が悪いなという感じです。
そこで、もう少し握り込んで、握った上で持ち上げられるエルゴノミクスマウスがないか探して別のものを購入しました。
iClever 無線垂直マウスTM209G
そこで見つけたのがこれでした。
これはもうほぼ写真で選びました。握った上の部分が反ってて、親指をうまく握り込めそうだなということを期待していました。
そして、実際に握ったのがこちらです。
確かに同じ縦型マウスでも、少し形状が違えば全然変わってくるというのを実感します。
このiClever 無線垂直マウスTM209G、前から見るとなかなかインパクトある見た目ですよね。
なお、こちらのiCleverのマウスは乾電池(単3一本)です。そしてBluetoothには対応してません。USBのみです。
両製品を並べるとこんな感じです。
およそ価格差は3倍くらい・・・。
左のロジクールのは上から手を載せて扱う感じで、右のiCleverのはしっかり握る感じです。
正直、このあたりは相性的なものが大きいのかなと思ってます。
しっかり握って持ち上げるなら滑り止めシールを使う
前述のとおり僕はマウスを持ち上げながらカーソルを移動させて使うことが多いのですが、iCleverのエルゴノミクスマウスはそれが比較的やりやすい形状になっていますがそれでもちょっと滑って使いにくいというのが気になってました。
そこで、色々と調べて滑り止めシールを買いました。
これを、iCleverのエルゴノミクスマウスに貼っていきます。
こんな感じで手が接触する部分に貼っていきました。
最終的にはペタペタ貼ってこんな感じに(笑)
ちなみに、これは自分的にはかなり最強です。全然ベタベタすることなく少ない力でしっかり持ち上げて使えるので、かなり手への負担も減りますし良いフォームがキープできるのです。
ぜひご参考にしていただければと思います。
肘置き(アームレスト)も使用して負担軽減
さらに僕はアームレストも購入して使っています。
少し肘がデスクからはみ出る形になっていて、そこでも余計な力がかかっているなということに気づいたので、はみ出た肘を置く方法を探したのです。
それがこちら。
高さ調整もかなり細かくできます。
かなり分厚いデスクにも取り付けられると思います。
取り付けてみました。
上の写真は少し高めの位置にしてますが、もう少し下げてマウスを持った肘がデスクからはみ出てここに乗っかるように調整します。この肘置きはぐにゃぐにゃと結構可動するのでマウスからキーボードへの移動もスムーズにできます。
これを使うようになってかなり手への負担が減りましたね。
痛みがきついときは手首サポーターも使う
とかなり対策をしていますが、長年酷使してきた手首は残念ながら痛みがない状態にはなりません・・・。どうやって痛みと付き合っていくかという感じなのですが、僕は手首サポーターも併用して使っています。
こんな感じのものですが、上の写真の左端部分に鉄板が入ってます。
穴が空いているところに親指を通して、握るとこんな感じ。
手首が負担がかかる変な方向に曲がらないように鉄板が支えてくれるのです。
これをつけると手首は楽ですが、どうしても操作性は損なわれるので、やっている作業との兼ね合いでつけたり外したりしています。
まとめ
マウス腱鞘炎による手首への負担、痛み。
長年PC作業をしているとどうしても腱鞘炎になってしまう人は多いと思います。さらにテレワークの普及で家で仕事をしてパソコンを使うことが増えると今後もますますマウス腱鞘炎に悩まされる人は多そうですね。
人間工学に基づいたエルゴノミクスマウスの使用は、手首への負担を軽減してくれるように設計されているのでその解決策になってくれると思いますし、今回ご紹介した肘置き(アームレスト)や手首サポーターなどもうまく使いながら、うまく腱鞘炎と付き合っていけるといいですね。
僕もまた良いグッズがあればご紹介していきたいと思います。