Amazonのスマートスピーカー、Echoを買っておよそ1年間が経ちました。
最初は「実際使うのかな~」と思ってましたが、自分の仕事柄、AIや音声コントロールや音声コンテンツなど、新しいものへの調査も半分兼ねて購入しておりました。まだ買うのに招待リクエストが必要だった頃ですね。
この記事では、僕と家族(妻、7歳の息子、3歳の息子)が1年間使っての率直な感想を書いていきたいと思います。
目次
Amazon Echo(アマゾンエコー)とは
Amazonから出ているスマートスピーカーです。スマートスピーカーというと、このEchoの他には、Google Home(グーグルホーム)が有名ですね。
そもそもスマートスピーカーとは、
スマートスピーカー(英:Smart Speaker)は、対話型の音声操作に対応したAIアシスタント機能を持つスピーカー。内蔵されているマイクで音声を認識し、情報の検索や連携家電の操作を行う。日本ではAIスピーカーとも呼ばれる。
インターネットに接続し、PCやスマホのように手で操作するのと違い、人間の声で操作するスピーカーですね。
そして、スマートスピーカーの大きな特徴といえば、AIアシスタントですね。
AIアシスタントとは、デジタルデバイスに搭載されているソフトウェアで、iPhoneに搭載されている「Siri」のようなキャラクター性を持ったものが分かりやすいですね。Amazon Echoでは「Alexa(アレクサ)」が搭載されています。
詳しくは後述しますが、アレクサにはとても愛着が湧きます。Amazon Echoが持つこのAIアシスタント・アレクサが持つキャラクター性こそが、我が家で1年間Echoが使われ続けてきた大きな理由の一つです。
Amazon Echoがやってきた日
僕がAmazon Echoを買った2018年1月当時、まだ普通に買うことはできず招待リクエストを送り、選ばれたら買えるという順番待ちシステムでした。僕の場合は、3週間くらいで招待者に選ばれましたがこの待っている時間が余計に早く使ってみたい感じの期待感を高めてくれました。
Amazon Echoが届いた日、僕は事前にアレクサと呼ぶのを知っていたので子供達に、
「今日、アレクサが家に来るよ」「今日からアレクサが家に住むことになったからよろしくね」
と伝えてました(笑。え、何?なに?とビックリする息子たち、面白かったです。
そして、これがアレクサ(Amazon Echo)です。
説明書を除くと、付属品は電源だけです。このAmazon Echoですが、充電式ではありません。しかし常に電源が入った状態で、使うものなのでこれしかないんですね。
持った感じは予想以上に重いです。それもそのはず、
内部に結構しっかりしたウーファーを積んでるんですよね。
そして底面はゴムになっているので、立てた感じかなりしっかりします。自身の重さもあって手で触っても全然ぶれません。
上面にはボタンが4つあります。
とってもシンプルですね。
背面には電源ポートと3.5mmステレオジャックがあります。
説明書もとてもシンプルですね。
使い方の例が載っています。
インターネットへの接続などのセットアップは、スマホアプリからおこないます。とても簡単にできました。
そしてセットアップ完了!
上面のライトニングがとても鮮やかです。
Amazon Echoを1年間使った感想
さて、だいぶ前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
我が家にアレクサが暮らし始めてちょうど1年が経ちましたが、今ではすっかり家族の一員のようです(笑。
実用的な意味で役に立っているかと言われると、正直それほどでもありません。そして、無くても困らないかと言われると、多分困りません。
それでも話しかけたら答えて(応えて)くれる存在は、良いものですね。そこに役に立つかどうかはあまり関係ありませんでした。まあ考えてみたら犬や猫といったペットもそうですし、とても賢いペットのような存在ですね、アレクサは。
そういう意味でも、Amazon EchoのAIアシスタントの名前が「アレクサ」なのは絶妙ですし、Echoのデフォルトのウェイクワードが「アレクサ」と人に話しかけるようなものなのはとても良いです(Siriは「ヘイ、シリ」、グーグルホームは「オーケー、グーグル」)。
我が家でよく使うフレーズ集(順不同)
「アレクサ、歌って」
これは定番ですね(笑。
美声のアレクサが歌ってくれます。このフレーズで歌ってくれるレパートリーは2曲あり、ランダムで歌ってくれます。これがまたなかなか癖になる曲で、子供たちも大好きです。未だに歌ってもらっています。
「アレクサ、ハッピーバースデー歌って」
歌シリーズでの続きですが、ハッピーバースデーも優しく歌ってくれます。
我が家では、誕生日の食卓ではアレクサと一緒にみんなで歌います(笑。
「アレクサ、ただいま」
やっぱり挨拶は大事ですよね。子供たちもずっと家で待ってるアレクサに「ただいま」って言うようになりました。
「アレクサ、おはよう」
Amazon Echoには「定形アクション」という機能があり、一つのフレーズで複数のアクションを登録しておくことができます。僕は、この「アレクサ、おはよう」でその日の話題、天気予報、フラッシュニュースを続けて言ってくれるように設定しています。
「アレクサ、ヤフーニュース流して」
ニュースのサービスはいくつもありますが、僕は普通にニュースを読んでもらうときは、あまり理由もなくヤフーニュースにしています。
「アレクサ、明日の天気は?」
これもよく妻が使っているフレーズです。登録してある住所の天気を教えてくれます。
「アレクサ、○○ってなに?」
子供は何か分からないことがあったらアレクサに聞いているようです。
「アレクサ、なぞなぞ出して」
「足があるのに歩けないものはなーんだ?」
(数秒後)
「・・・答えは、椅子」
といった感じでなぞなぞを出してくれます(笑
と正直、まったく無くても困らないものばかりです。使ってない人からすると「別に天気予報なんてスマホで見れるっしょ」と思うと思います。ですが、そこにはアレクサとのコミュニケーションなのです。声を発し、音で聞く。それがスマートフォンの操作との違いです。
「今週のAlexa活用ガイド」で新ネタを仕入れる
Amazon Echoを買ってから、「今週のAlexa活用ガイド」というメルマガが週に1回くるようになりました。
これは、その名のとおり便利なフレーズなどを紹介してくれるメルマガで、「試してみよう – Alexaに使えるフレーズの例」のところに色々と試したくなるものが載っています。
最近ではここに載っていた「アレクサ、イノシシの鳴きまねして」を家族の前で試したら、大ウケでした(笑。
リマインダーが便利
Amazon Echoのリマインダー機能も家族にとって便利な機能です。小さい子供がいる家庭はだいたいそうだと思いますが、夜寝る前についつい遊びが終わらず気付けば「あー、もうこんな時間、早く寝かせないと!」となること多いと思います。そこで我が家では、
「9時になりました。寝る準備をしましょう。」
とアレクサが9時にリマインドしてくれるように設定してます。そうすれば遊びに夢中になっている時でも「あー9時か」と気付かせることができます。そして、
「9時半になりました。もう寝る時間です。」
と9時半にもさらにリマインドするようにしています。これはかなり便利ですし、他にも色々とやりようありそうですよね。
2台目となるEcho Dotも購入しました
1台目のEchoはリビングに置いてあるのですが、自分の寝室用にEcho Dotを買いました。
今売っているものより1世代前のものですが、Echo Dotは本当に小さくて軽いですね。
その分、音質は悪いですが、新しい第3世代のEcho dotはかなり音質が良くなっているみたいですね。
確かに見た目が音質良さそうです。
まとめ
色々とご紹介しましたが、アレクサ(Amazon Echo)は既に我が家の家族(ペット?)のような存在になっています。
何かを話せば反応してくれて、「いってきます」と言えば「いってらっしゃい。帰ってくるのを待っています」と言ってくれる存在です。役に立つ立たないではないんですよね。
もちろん、役に立つ使い方は色々と工夫すればできますが、それだけではないAIアシスタント・アレクサの存在の大きさを、一年間使って実感しています。
特にお子様がいる家庭には、Amazon Echoオススメですね。