久しぶりにホリエモンこと堀江貴文氏の本を読みました。
きっかけは、インベスターズZを読んでいて、インベスターズを読んでいて19巻に登場したホリエモンの予防医療の話にビビビっと来て購入しました。
僕は個人的に2018年は健康について改めて考え直す年としていて、漠然と「健康への投資」をしなければと思っていました。本当にちょうどそのタイミングでこの本に出会うことができました。
大腸の内視鏡検査
話は遡って2017年11月、会社の健康診断で便潜血で引っかかってしまいました。
受け取った診断結果の紙に「検便に潜血反応がみられました。精密検査(直腸または、大腸内視鏡)が必要です。」と書かれていて、「精密検査」という響きに結構ショックを受けたものです・・。
その後、色々と調べた末に、大腸ガンの精密検査(大腸の内視鏡検査)を受けることにしました。幸いに家の近所にその分野に力を入れている大きめな病院があり、そこで内視鏡検査の予約をしました。12月下旬の検査当日は何時間も前から何も食べられない上に、腸の中を全て空っぽにする必要があるため大量の下剤を飲んではトイレとの往復・・・。これがかなり苦痛でした。
検査自体は確か15分とかで終わり、結果的に特に異常は見つからず一安心。痔だったのではないでしょうか、ということでした。
そして、これを機会に自分自身の健康について色々と見直すきっかけになりました。当然、2018年のテーマは健康第一になりました。
無駄死にしない技術
そういったことが自分自身に起きたこともあり、インベスターズZで予防医療の話が出てきたときは、「これだ!」と思いました。
この本は、一言でいうと「治療ではなく予防に力を入れて、知っていれば防げた無駄死にを減らそう」ということです。
望めば世界中の情報が手元で入手できる時代にもかかわらず、知らなかったばかりに助かる病気で死ぬなんて、アホらしい。知識がなければ、「むだ死に」する現実をもっと広く知らせるべきだと僕は思った。そこで、僕たちはこれからの時代、病気は治療よりも「予防」に力を注いでいくべきだという「予防医療」の考え方を、世間に知らせるための活動をはじめることにした。
『無駄死にしない技術』位置: 34
ホリエモン自身が予防に目覚めた原体験をこう書いています。
こうして予防を訴える僕も、20代は歯磨きすらしない時期もあった。そのせいで歯の奥に膿がたまる歯根嚢胞という病気になって歯医者に行ったら、歯のケアがいかに重要か、いかに僕の歯の手入れがダメかを、美人歯科医にこっぴどく叱られた。思えば、あれが予防に目覚めた原体験かもしれない。人間は、怠惰だからやはりある程度痛い目にあうか、強制でもされないかぎり、真剣に物事を考えない。幼稚園や小学校の授業から「予防」を教育することも必要だが、やはり欧米のように条例や法律で予防を怠ったらペナルティを課す、など考えるべきだと思う。
『無駄死にしない技術』位置: 919
この「痛い目にあう」というのが僕の場合は、大腸の内視鏡検査だったわけです。
予防医療という考え方は、これは言われるとなるほどなと思いました。この考え方は僕は常々仕事でも、ミスを発見する方法を頑張るんじゃなくてミスをしない仕組みを作ろう、とメンバーに言ってたりしますが、同じことですね。
この本では、日本がいかに予防医学で遅れているか、全体的に認知されていないかがホリエモンの視点で語られています。
日本は平均寿命が長くなった一方で、病気を事前に予防するという意識が、諸外国に比べて極端に薄いということがわかった。
『無駄死にしない技術』位置: 28
日本では、具合が悪くなったら病院に行くのが当たり前だと考えられている。しかし、これが大きな間違いだ。検診は症状がないときに、定期的に受けるべきものだ。
『無駄死にしない技術』位置: 203
予防することによって本来かからなくてもよい病気を防ぐことは本人はもちろん、国にとっても膨れ上がる医療費を抑えるという意味においても大きいことです。
ピロリ菌検査を受けてみた
そして、この本でも大きく取り上げられている「胃がんの99%はピロリ菌が原因」というフレーズ。胃がんについてはかなり熱く語られています。
胃がんの99%がピロリ菌感染が原因だ。しかし、「ピロリ菌が胃がんの原因である」という事実の認知度が、あまりにも低い。WHO(世界保健機構)では、いまから20年以上前の1994年に「ピロリ菌は胃がんの原因である」と認定した。2014年にはピロリ菌除菌に重点をおくべきだと発表している。
『無駄死にしない技術』位置:326
除菌してピロリ菌を退治することで、将来胃がんになる確率は格段に減る。若いうちに除菌すればさらに予防の確率は高くなる。
『無駄死にしない技術』位置:477
正直あまりピロリ菌について知らなかったですが、日本人のピロリ菌の感染率は、20代で10%以下、30代で15~20%。60代になると50%以上ということです。
胃がんに関しては、とくにやるべきことが明確だ。ピロリ菌の検査(できれば早期に)、そして除菌。それと、除菌してから定期的に内視鏡検査や胃がん検診を受けること。それで、胃がんで亡くなる人をほぼゼロにできる。
『無駄死にしない技術』位置:519
ということで、予防医療普及協会が提供するYOBO胃がん(ピロリ菌の検査キット)にて検査してみることにしました。
これを自分と妻の分購入しました。一つ3,980円(税込、送料込み)です。
実際にやってみて、送られてきた検査キットに従って尿を採って送るだけと、とても簡単でした。
2週間後くらいにYOBO胃がんのサイトにログインして検査結果を確認します。
僕の結果は、
陰性でした。一安心。
ですが、これからも定期的にこういった検査を続けていきたいなと思っています。
まとめ
2017年は12月に思ってもいなかった大腸の内視鏡検査を受けることになりました。幸い異常はみられなかったものの、これがきっかけで自分の中で健康に対しての意識が格段に高まりました。
そこで、ホリエモンの『むだ死にしない技術』に出会い、予防医療の大切さを知り、自分も予防・検査に、そして健康への投資を強めていこうと決めました。
まずは行動!ということで、胃がん予防の一歩であるピロリ菌検査を受けてみたところ、陰性。今後も予防医療の取り組みを続けていきたいと思っています。
↓ホリエモンも登場するインベスターズZもオススメです。