【映画レビュー】ウォール街/ウォールストリート

ウォール街/ウォール・ストリート

マイケル・ダグラス主演の名作。「ウォール街」は88年公開で、「ウォール・ストリート」はその続編で2008年公開です。監督はともにオリバー・ストーンです。

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ウォール街

これは名作ですね。マイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーに憧れて証券マンになる人も多いとか。

80年代アメリカの世界観を味わえる作品です。

僕はこの「ウォール街」は数年前に観てましたので、今回2回目です。2回目を観たいと思えるくらい好きな作品なのです。

まず、ゴードン・ゲッコーのキャラクターがカッコいい!マイケル・ダグラスの存在感がすごい!というのがありますが、映画としても全体として臨場感のある描写で全編飽きることなく進んでいくスピード感が気持ちいいのです。

そして、この時代の証券取引すごいっすね。。今じゃ考えられないアナログなやり取り。本当にコンピューター、インターネットが世の中を変えたというのを改めて実感します。

僕は大学時代に東京証券取引所へ見学に行ったことがありますが、あのよくニュースで見るクルクル回ってる電光掲示板があるところでは実際全然何も行われてないって案内してくれた教授が言ってたのを思い出しました・・・。

「ウォール街」に登場する名言

そしてこの映画、いくつか好きなセリフがあったのでそれを載せておきます。

今に僕を誇れるようになるよ
自分を誇れるようになれ

ゲッコーに弟子入りする若者バド・フォックスの父親とのやり取りです。この父親は強欲なゲッコーとうまく対比されていて良い味を出しています。

この世で最も貴重なものは情報だ。そう思わんか?

はい、思います!

これはゲッコーのセリフですが、これは今の時代も全く同じですね。むしろ今の時代の方が情報を入手する敷居が下がった分、情報の”質”の部分の重要性は増してるかもしれません。

内部に入らなきゃ永久に外だ

これもゲッコーのセリフですが、このセリフが前回観た時に強烈に印象に残っていて、僕のevernoteのメモにも残っていました。

これは特に仕事をしていて思うことが多いです。内部に入らないと永久に外なんですよ。内部に入らないと。。

株より資金だ
資金がなくては戦いはできない

歳をとると、本当にお金の大切さが身にしみます。

お金(資金)がないと、やりたいことが全然できない、というかスタートラインに立てない感じですね。お金があるところにお金は集まると言いますし・・・。

孫子いわく「戦いは欺く事」
強い敵はうまくかわし
敵の怒りをあおり五分五分なら戦い
分が悪ければひとまず引く

ゲッコーに対して言ったバド・フォックスのセリフですが、これで彼はゲッコーからの信頼を得ることになります。

この「ひとまず引く」というのが出来るか出来ないかがポイントですよね。

物事は「人のため 金のため」だ。誰の得にもならない事に何の意味がある

いかにもゲッコーらしいセリフですが、本質を突いていると思います。

全然レベルが違う話ですが、よく明らかに意味が無いことを一生懸命 やっていて、それに満足感を得ている人を見かけますが、そういう人を思い出しました。。

10年前 6万ドルで買った絵だ
今日売れば60万 手品が現実に変わった
現実になればなるほど人はそれを欲しがる
資本主義の極致だ

「現実になればなるほど人はそれを欲しがる」

深い。

ウォール・ストリート

「ウォール街」で逮捕されたゴードン・ゲッコーが8年間の服役を終えて出てきた後の話となっています。

こちらはゲッコーの存在感は相変わらず光っていますが、映画としてはまあまあという感じですね。

ただ「ウォール街」(ゴードン・ゲッコー)ファンが観ると、まあ楽しめます。

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